女性は月経、出産、閉経といった、ホルモンバランスの大きな変化にともない心身のバランスを崩しやすいと言われています。
この心身のバランスの崩れは、血液データや画像検査には現れないことが多くあります。
しかし原因がはっきりしないと、西洋医学では治療をするのが難しいです。
そんなときこそ漢方薬の出番です。
漢方薬は心身のバランスを整えて、症状の緩和をはかっていくのに効果を発揮します。
また、漢方薬は症状を改善する身体の機能を高めることに優れています。
漢方薬に対しては、
・長く内服しないと効果がない
・苦くて飲みにくい
など、マイナスのイメージを抱いている方が少なくありません。
しかしながら、内服してすぐ（5～15分くらい）に効果を感じられる即効性のある漢方薬もあります。
また、苦くて飲みにくい漢方薬は、あなたに合わない薬である可能性が高いです。
多少の苦みはあるかもしれませんが、身震いするほどの苦みを感じるときは内服を中止したほうがいいかもしれません。自分に合った漢方薬を見つけ出すことが肝心なのです。
漢方外来は、患者さんそれぞれの病態や体質に合う漢方薬を患者さんと一緒に見つけていく外来です。
西洋医学では改善出来なかった身体の不調に、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。
